
建築物の内壁仕上げには、胴縁工法や直張り工法が、また天井仕上げには野縁工法や直張り工法が用いられます。
下地の精度が悪い場合や配線配管・断熱材の配置空間が必要な場合には、胴縁工法や野縁工法を、下地精度がよく下地と内装仕上材との間に空間を必要としない場合には、直張り工法を用います。
直張り工法は合理的な工法ですから昨今主流となっております。
内装仕上材は、化粧合板・無機質断熱ボード・せっこうボード・けい酸カルシウム板・繊維板・発泡プラスチック板などが主に用いられますが、施工条件と耐久性から接着剤を選定します。
一般的には、立上りの速いタイプの接着剤が要求されます。
天井工事では、部材の荷重が大きくなり、剥落が発生すると大きな被害になりかねないために、のりくぎ併用工法を一般的に用います。
壁・天井面の接着にはコンクリート・モルタル下地と石膏ボード下地とがあります。
コンクリート・モルタルへの接着は主に断熱材(ポリスチレンボード・ウレタンボード・ロックウール・グラスウール・など)を張ることが一般的です。(吹付けは除く)

図-1 新S1工法塗布方法

図-2 S1工法塗布方法
石膏ボード下地への接着は主にクロス仕上げとボード仕上げがあります。ここで紹介する接着剤はボード張り用の接着剤です。


壁面・天井板
天井下地はせっこうボードが主体です。その他モルタル・合板・無機質ボードが一般的で、仕上材はせっこうボード・発泡プラスチックボード・無機質断熱ボード類が標準です。
接着剤は、セメダインR-194F(酢酸ビニル樹脂系溶剤形)、セメダインG-101F(合成ゴム系溶剤形)、セメダインG-600・G-700(合成ゴム・再生ゴム系)などを使用します。施工要領は壁仕上げと同様ですが、以下の点には十分ご注意ねがいます。
塗布 下地がモルタルで直張りの場合には、のりくぎ併用ができませんから、セメダインG-101FかR-194Fを使用します。セメダイン615を使用する場合には、直ちにテックスの四隅に化粧くぎを打込みます。

(1)点付け塗布法

(2)綿状塗布法
コンクリメントV、SG-1(L)(環境対応、無溶剤特殊変成ポリマー弾性形接着剤)やコンクリメントA(酢酸ビニル溶剤形)水性コンクリメント(アクリルエマルジョン)を使用

(注) 大形タイルの天井接着工事には取付け金具を利用してください。
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