「セメダインC」重要科学技術史資料 登録について

セメダインの工作用接着剤「セメダインC」が国立科学博物館・産業技術史資料情報センターの 重要科学技術史資料 第00133号(未来技術遺産※) に登録されています。

※詳細はこちらをご参照ください。

海外製の合成接着剤が輸入され始めたのは明治中期を過ぎたあたりでした。
単にコロイド状にしたニカワをチューブ詰めしたものでしたが、当時の日本人の常識からすれば、
海外製接着剤の性能は画期的で、" 舶来物 "と呼んでいました。

これらの海外製接着剤の輸入販売を手掛けていた当社創業者の今村善次郎は外国製品の独占的な市場支配や耐水性、
耐熱性に欠ける問題に対し、接着剤の将来性に着目して海外製品を凌ぐ国産合成接着剤の開発に着手しました。

昭和13年、わが国の工業基盤がぜい弱だった当時、
海外製品と肩を並べる強度と耐久性を持った国産合成接着剤のセメダインCを発売。

ガゼイン系接着剤のセメダインA号
ガゼイン系接着剤の
セメダインA号
現存する最も古いセメダインC(昭和29年頃・未来技術遺産登録品)
現存する最も古いセメダインC
(昭和29年頃・未来技術遺産登録品)

その後戦争によって一時生産中断を余儀なくさせられた時期もありましたが、
戦中〜戦後の模型飛行機ブームにのって、大流行しました。

その後、溶剤の安全性向上など小変更を繰り返し今日まで広く皆様にご愛用いただいています。

発売当時、チューブ詰めされるとすぐ固まってしまう為、国産品はビンや缶入りの接着剤が多かった中、
今村はセメダインCの容器として品質を確保しながら膏薬の金属製チューブを採用し優れた使い勝手を実現しました。

模型などにセットされていた4g
(現在販売中止)
模型などにセットされていた4g
(現在販売中止)

戦後復興期〜高度成長期には、今に続く黄色地に黒で赤字抜きという、カラフルパッケージを実現。
この手法とデザインは今でも一般的な包装・保管方法として使用されています。

現在のセメダインC
現在のセメダインC