PROBLEM
製品の軽量化などを実現するために、製品及び内部部品に金属部品からの置換えとして、
PBT(ポリブチレンテレフタレート)やPPS(ポリフェニレンサルファイド)といった
エンジニアリング・プラスチックが用いられるようになる一方で、
エンジニアリング・プラスチックが難接着材料であるため、これまでの接着剤では対応が困難。
ボルトやネジなどの機械的な接合、溶接することが不可能な部分や、温度変化や振動・衝撃がかかる過酷な環境下で、
非鉄金属やプラスチックなどのさまざまな素材を組み合わせた異素材の接着が困難。
他にも、車載部品や電子部品の設計・製造の現場で電子部品に悪影響を及ぼす低分子シロキサン化合物による接点障害を引き起こしてしまう。
これら、ものづくりの設計・製造現場ではさまざまな課題がございます。
SOLUTION
ABOUT EP001K
エポキシ樹脂と変成シリコーンは非相溶であり、重合する過程で下図のような相分離が起こり、海島構造ができます。
海島構造となることにより、変成シリコーンの特徴である
ゴム状弾性とエポキシ樹脂の特徴である種々の材料に対する接着性が得られます。
MERIT
従来の接着剤では難しかったPBT(ポリブチレンテレフタレート)・PPS(ポリフェニレンサルファイド)を含めた各種エンジニアリング・プラスチックに対して高い接着性を有する他、非鉄金属同士や、プラスチックと金属といった異種材料の接着などにも良好な接着性を示します。
電子部品に悪影響を及ぼす低分子シロキサン化合物を含まず、接点障害を引き起こすことがありません。
USAGE
エポキシ・変成シリコーン系弾性接着剤「EP001K」は、エンジニアリング・プラスチックへの接着性とゴム状 弾性による 追従性の両立により接着・シール等、さまざまな使用が可能になります。
二次電池のセルと筐体の接着DCコンバーター筐体のシール