粘着剤BBXシリーズ

特長

  • シリコーンゴムやポリプロピレンなど様々な材料に密着し、また再剥離性の良い液状粘着剤としても使用できるとてもユニークな液状粘着剤です。

  • また液状のため粘着加工品のように打ち抜き加工による材料ロスや離型紙などの廃棄物が発生しない為、環境対応と大幅なコストダウンが期待できる弾性粘着剤です。

  • 湿気硬化型のBBX909と、UV硬化型のBBX-UV300をラインナップ。

弾性粘着剤のメカニズム

基本メカニズム。

「しっかりつく接着剤」と「いつまでも固化しない粘着剤」両方の性質を持ち、空気中の湿気(またはUV照射)と反応してフレキシブルな弾性皮膜を形成します。

貼ってはがせて、糊残りが少ない秘密。

液状のため、最初に塗った面には「濡れ」が働き、接着成分と粘着成分により、しっかりと接着します。一方、オープンタイムをとった面は、空気中の湿気(またはUV照射)により表面の接着成分は反応固化し、残りの固化しない粘着成分のみでつくことになります。その結果、はがす時には相対的に接着力が弱い粘着面からはがれます。また、強靱で高伸長な弾性層を形成するため、凝集破壊せずにきれいに界面よりはがれます。したがって、一部例外はありますが、基本は最初に塗布した側にBBXが残ります。

なぜ多少の粗面でもつくのか?

BBXは液体ですので、粗面側に先に塗れば、凹凸面にも入り込み、有効接着面積が確保されます。一方、塗布面が平滑面側で、硬化後に貼り合わせる面が粗面側ですと、硬化反応した面が両面テープと同じ半固体の粘着面になるので、液体の時ほど凹凸には充分に入り込めません。ただし、テープのような基材がなく、粘着剤が弾力のある層になるため、厚塗りすれば、テープ類よりは接触有効面積が増加し、密着力が上がると考えられます。

粘着性を早く発現する方法は?

基本的に「薄膜塗布」「高温」「高湿度」により早めることができます。

粘着性能データ

(JIS Z0237 粘着テープ・粘着シート試験方法に準拠)

BBX909はく離接着強さ

(単位:N/25mm)
被着材 はく離接着強さ
シリコーンゴム 18
天然ゴム 35
SBR 22
クロロプレンゴム 7
ウレタンゴム 18
EPDM 11
皮革 18

各被着材に片面塗布し、オープンタイム1分後、各被着材に貼り付け。
表面処理:サンドペーパー処理後、溶剤で脱脂
塗布厚:100μm
養生:23℃50%RH×28日間養生後測定
引張り速度:300mm/min

BBX-UV300はく離接着強さ

(単位:N/25mm)
被着材 はく離接着強さ
(N/25mm)
ステンレス 14.6
アルミ 14.4
アクリル 11.5
ポリカーボネート 11.9
ポリスチレン 15.2
ABS 15.4
6-ナイロン 14.2
硬質塩化ビニル樹脂 14.1
ポリエチレン 5.5
ポリプロピレン 11.3
ガラス 13.3

PETフィルムに100μm厚で塗布し、UV照射後に各被着材に貼り合わせ。
使用ランプ:メタルハライドランプ
積算光量:3000mJ/cm2

BBX909粘着発現時間

環境条件 粘着発現時間
40℃ 65%RH 3分
23℃ 50%RH 7分
5℃ 40%RH 30分

基準:180°はく離強度 5N/25mm以上を発現する時間。

BBX909オープンタイムの違いによるはく離接着強さの変化

(単位:N/25mm)
オープンタイム 40℃ 65%RH 23℃ 50%RH 5℃ 40%RH
直後 28日後 直後 28日後 直後 28日後
3分 8 16 - 15 - 9
7分 12 19 6 17 - 9
30分 19 21 7 20 6 9
120分 20 22 15 22 9 19

被着材:PETフィルム×ステンレス
塗布厚:100μm(ステンレス側に片面)塗布

BBX909タック特性

オープンタイム条件 傾斜式ボールタック
23℃ 50%RH 30分後 17
24時間後 22

BBX909保持力

被着材 ずれ
ステンレス×PETフィルム 40℃ 0mm
80℃ 0mm

PETフィルムに片面塗布し、オープンタイム30分後、ステンレスに貼り付け。
塗布厚:100μm
接着面積:25mm×25mm
試験方法:1kgの荷重をかけ、各温度下に60分放置。ずれた距離、またはPETフィルムが落下するまでの時間を計測。

BBX909オレフィン樹脂への粘着性

(単位:N/25mm)
被着材 PET側に塗布 各被着材に塗布
PE×PETフィルム 9 14
PP×PETフィルム 12 10

PETフィルムに片面塗布し、オープンタイム30分後、各被着材に貼り付け。
各被着材に片面塗布し、オープンタイム30分後、PETフィルムに貼り付け。

塗布厚:100μm
試験方法:JIS Z0237に準拠。23℃50%RH4W養生。

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