家庭用 2022年12月29日

強透明な接着剤「EXクリア」の素晴らしさを現代アートで説明する。

現代アートというものがある。簡単に言ってしまえば、20世紀後半以降に製作されたものが現代アートとなる。草間彌生さんとか、奈良美智さんとか、バンクシーも現代アートの作家だ。美術館でそのような作品を見るのは実に贅沢な時間だ。

そんな現代アートを作ってみたいと思う。別に難しく現代アートの定義なんて考えなくていいのだ。自分が作りたいものを作ればいい。今回は「EXクリア」をテーマに作品を作りたいと思う。

 

出会いはEXクリア

美術館に行くと様々な作品が並んでいる。古い時代に描かれた名画もあれば、最近製作された立体作品などもある。どれもそれぞれに美しく、心を震わせてくれる。このようなものを自分でも作ることができたなら、と思うわけだ。

どうも、この記事を書いている地主です!

自分にはそのような作品を作ることはできないと思っていた。でも、ふと思い出した。「俺、美大を卒業してなかったっけ?」と。別に美大に行かなくたって作品を作ることはできる。ただ私は高い授業料を払って美大に行ったのでむしろ作るべきだよな、と思ったのだ。

間違いなく卒業していた!

押し入れを必死に探したら卒業証書が出てきた。随分と昔だったので忘れかけていたけれど、やはり私は美大を卒業していた。だったら作るべきなのだ、アートを。ちょうど私が理想とする接着剤も出ていた。これを使ういい機会ではないか。

こちらです!!!

私はスーパーXシリーズを愛用している。洗濯機の蓋もスーパーXで直したし、壁一面の本棚もスーパーXでネジや釘を一切使わず作った。スーパーXシリーズは現実的なものを作るのには適しているけれど、私を芸術作品の製作には導かなかった。私は常にアートに透明感を求めるからだ。でも、透明感のある接着剤が出たのだ。

(本日2度目の)こちらです!!!

EXクリアの最大の特長は「強透明」であることだ。1つ上の仕上がりを実現してくれる。紫外線に耐え透明感が続き、容易な除去性、極細ノズル、良好な作業性と私がアート製作に求める全てが揃っているのだ。もっとも今までアート作品を大学時代を含めて作った覚えがないけれど。

強透明ですよ!!!

私のアート心に火をつけた「EXクリア」。私の心も強透明なので共鳴したのかもしれない。作ろうではないか、現代アートを。テーマは「EXクリア」。EXクリアの特徴 をアートに落とし込むのだ。

完成しました!

強透明を表現するには、極論「強透明」ということになる。今、この人は何を言っているの? と思ったかもしれない。つまりもはや見えないということだ。展示台の上にはタイトルが描かれた札しか置かれていない。なぜか、強透明だからだ。これが私が今回作った作品だ。

 

嘘です、作ります!

初めての現代アート
何を作ればいいのか悩んだ。先の展示台の上に何もない、は5秒で思いついたのだけれど、実際に作ろうと思うとどうすればいいのかわからなかった。テーマは「EXクリア」。そして、そこに形作られるもので「EXクリア」を表現しなければならない。

 

悩んだ!

こんなに「EXクリア」について考えたことはなかった。たぶん「EXクリア」が女性だったら私は恋に落ちていたと思う。それくらい向き合ったのだ。二日間悩んだ。コーヒーをたくさん飲んだ。コーヒーは「EXクリア」とは真逆でとても黒かった。

ずっとこんな顔をしていました!

悩んだ結果、いろいろなものを買って家に戻った。EXクリアの特長としていろいろなものを接着できることが挙げられる。ガラス、金属、プラスチック、ゴム、皮革など多くのものを思うがままに接着できるのだ。

まずはプラスチックのトランプで、

トランプタワーを作ります!

トランプタワーなんて緊張感の塊だと思う。しかし、EXクリアを使えばその緊張感はなくなる。だって接着しているから。さらに接着しているけれど、強透明だから周りの人は接着していると気づかない。詐欺のようなトランプタワーを人類は手に入れたのだ。

余裕で立つ緊張感のなさ!

EXクリアが極細ノズルであることもトランプタワーにプラスに働いている。細かい箇所にも塗りやすいのだ。もっともはみ出ても強透明だからいいや、という気持ちもある。

次は木片を、

グラスに接着する!

ガラスに違う素材のものを接着することにゾクゾクした。糸引きがなく、ベタつかないことがいいのだ。タレることがないので作業しやすい。もっともなぜゾクゾクしたかはわからないし、グラスに木片を接着することがアート的に正解なのかはわからないけど、楽しい。

めっちゃ接着したもんね!


私は線が面となりまだ知らない形を作り出す、あるいは空間を作り出すことに感動を覚える。心が震えるのだ。私はそのような感動の正体を言語化するのが好きだ。正体がわからないことが嫌なのだ。根拠が欲しいと思う。

じゃ、これはなんだ? と自分で作ったのに思っています

ただ実際に自分で作り始めると楽しいが勝り、根拠なんて考えられなかった。風に聞け、海に叫べ、明日も花は咲く、のような自分では制御できない感じで形ができて行く。全てはEXクリアのおかげなのだけど、作品としていいかは知りません。接着するのがとにかく楽しいのだ。そんな接着剤に出会えたのが嬉しい。

かなり真剣!

接着剤を長く使ってきた。でも、それは先に書いたようにとても現実的なことで使ってきた。そうでない使い方も楽しいと知った。もちろんEXクリアは強透明なので、何かが壊れた時などに仕上がりがいいので現実的なことにも使える。いろいろな使い方ができるということだ。

そろそろ完成です!

完成しました
2日悩んで、13時間かけて作品は完成した。途中から楽しくて、2日悩んでこうしよう、と思ったことは製作中に「やっぱりこうだ」となった部分も多々あった。いらない2日間だった。でも、とにかく私の初めての作品「EXクリア」が完成したのだ。

 

こちらが、

EXクリアです!

全てにおいてメッセージが込められている。それはおそらく誰が見ても、一目でわかると思うのだけれど、自分で説明するのは野暮だと思うけれど、説明したいと思う。より理解を深めることができるはずだ。

まずこのお箸の部分!

EXクリアの特長に「変色を抑える」というものがある。そこでこのお箸。これだけお箸があるので、「偏食しない」ということなのだ。これだけお箸があれば、バンバンいろいろなものが食べられるはず。それを表現した。決してダジャレじゃないです。結果、ダジャレだけれど。

こちらもわかりますね!

グラスに木片が接着され、中には真っ赤な薔薇が入っている。これが何を表現しているのか、そうです、「仕上がりの美しさ」です。具体的にどこが? と思うかもしれない。そこはもう感じてもらうしかない。心の目で見て欲しい。美しさとはグラスに木片とバラなのだ。

 

これはなんでしょう?

透明感のある糸がモーターでグルグルと回っている。これは何を表しているのか、そうです、「極細ノズル」です。今回作業していて思ったけれど、極細ノズルは本当に使い勝手がいい。それを表現している。グルグル回っている様子からそれを感じて欲しい。

 

これはなんでしょうか?

これは本当に一目瞭然。「容易な除去性」を表現している。「EXクリア」は硬化前なら水で拭き取りが可能なのだ。布巾だからとてもわかりやすいと思う。今まで若干捻っていたじゃん、と思うかもしれない。不意に訪れる怖くなるほど真っ直ぐなメッセージ性が心を揺さぶるのだ、そうであってください。

これはわかりますか?

トランプタワーの最上段がない。最後の一段は「EXクリア」であなたが作るのです、というメッセージではない。グルグル回る「極細ノズル」を表現したやつが高さ的に当たるので、一段削った。ただ私はそれを妥協と呼ばない。寛容と呼びたい。EXクリアはいろいろなものを接着できる。寛容なのだ。それを表している。

土台は鏡

鏡を土台にしたことで、空の青が映る。これで「強透明」を表現した。ただこの日は薄曇り で青空は出ていなかった。これが「EXクリア」をテーマにしたアート作品ということになる。それでも「EXクリア」を感じないという場合は最終手段がある。

もう置いちゃう!

先にも書いたように不意に伝えられる、恐ろしいほどに真っ直ぐなメッセージ性が、心を掴むこともある。こういうことなのだ。もうテーマにしたものを置いちゃうのだ。それを私はアートと呼びたい。それが一般的にアートなのか否かは忘れて、とても楽しかったことは間違いない。いろいろな素材を美しく接着できるのが楽しいのだ。

接着しているからとにかく運びやすいのもいい!

強透明の素晴らしさ
「EXクリア」は本当に素晴らしい接着剤だと思う。もちろん全てが透明である必要はないので、適材適所だとは思うけれど、透明で困ることもあまりない。それに強透明という言葉にときめく。私と一緒ではないか。私も強透明で生きているから。いろいろ接着していきたいと思う。

作品ですよ、これ単体で!

EXクリア

※ご使用にあたっては、必ず事前に、本製品がお客様の使用する目的、用途、条件に適合するかをご自身の責任でもってご判断のうえ、ご使用ください


ライター:地主恵亮(じぬし けいすけ)
1985年福岡県生まれ。2009年より人気Webサイト「デイリーポータルZ」にて執筆を開始。2014年より東京農業大学非常勤講師。著書に「妄想彼女(鉄人社)」、「ひとりぼっちを全力で楽しむ(すばる舎)」がある。(全く釣れない)釣りを得意とする。


 

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