家庭用 2023年01月06日

瞬間接着剤を使うコツ!(後編)「どれを選ぶ?」「 布・ティッシュにつくと危ない!」

ものづくりは好きですが、慌てん坊で面倒くさがりです。
家に残っている接着剤を、取り急ぎむやみに使って・・・しくじることがあります。
瞬間接着剤の適切な使い方を、パンダのぜんじろーくんにやんわり伝授してほしいなあ。

用途ごとに使い分け

瞬間接着剤は、たくさんの種類があってお店で見ると迷っちゃう!ところがどっこい、大きく分けると 4 タイプ。接着したい素材にあわせて使い分けてくださいね。

1.多用途タイプ(強力瞬間接着剤 多用途)
中粘度タイプの標準的な液状瞬間接着剤。幅広い素材に使用できます。
2.ゼリータイプ(強力瞬間接着剤 ゼリー状速硬化)
垂直面でもタレにくいジェル状。しみこまないので木材や石材など多孔質な素材の接着に向いています。
3.速硬化タイプ(強力瞬間接着剤 超スピード)
低粘度タイプの液状瞬間接着剤。ほかのタイプと比較して一番早く接着できます。
ただ、液体の粘度が低くサラサラしているので、しみこみやすい多孔質な素材には不向きです。
4.耐衝撃タイプ(強力瞬間接着剤 耐衝撃)
中粘度タイプの液状瞬間接着剤。液状タイプの中では一番衝撃に強いので、衝撃の伝わりやすい金属など硬い素材の接着に向いています。

実際の使い心地

木製のこけしには「ゼリー状速硬化」を使いました。果たして、丸い頭に丸い耳はくっつくのか・・・!?
実はつけて数秒で手を離したら取れちゃったんですが、数分(好きな歌を 1、2 曲聞いている間)ぎゅっと押しつけていたら・・・なんと、くっつきました!!何かを刺すなどして連結させるのは道具も無いし面倒だったので、瞬間接着剤でくっついてほんと良かった!(←ズボラ)ちなみに、説明書には「20 秒から数分で接着できます」と書いてありました。

その後、左右の耳が微妙にずれてるなと思い、取れやしないかドギマギしながら耳の位置を調整した所・・・大丈夫でした!さすがパッケージの裏に「接着時に位置合わせ、修正がしやすい」と書いてあるゼリー状!

布・ティッシュは熱くなる!

布軍手もティッシュも、工作する時よく使いがちでした、私。瞬間接着剤は布や紙などの繊維にしみこむと、やけどするほどの高熱を発する場合があるんですね・・・知らなかった。
繊維にしみこんで接着剤の表面積が拡大すると、急激に化学反応が促進され、化学反応熱が発生するためだそう。なお、これは硬化反応熱なので、一旦固まった後に再度発熱することはありません。

衣服について発熱した場合は、脱がずに衣類の上から冷水で十分に冷やしてください。手袋をして作業するなら、ポリエチレン製などの「しみこまない素材」の手袋を!何か敷く場合は、工作マットや、ポリエチレン、ポリプロピレン製のまな板などがオススメ。
※ポリエチレン、ポリプロピレンは接着剤で接着することが難しい素材のため。

とは言え気を付けて使えば、他に道具も必要なく、すぐにくっつけることができてとっても便利!!
どうぞ安全で安心な、ハッピー瞬間接着剤ライフをお過ごしくださいね


瞬間接着剤を使うコツ!(前編)「ノズルで塗り広げちゃ...ダメ?」「指がくっついたら!?」はコチラ

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