接着剤の基本2.塗るって大事。

まず最初に、全ての接着剤は液状です。
この液状物が、乾いて固まると、私たちは「くっついた」と言います。

はり合わせた後に、待ちきれなくて「乾いたかな?固まったかな?」と確認しますね。まだ乾いてなければ、固まっていなければ、「あぁ、まだくっついてないや」と思うわけです。
要するに、「固まった=くっついた」なわけです。

では、なぜ最初から固まってないんでしょう?私たちはくっつけたいわけですから、それが固まっていることとイコールならば、初めから固まっていた方が良いはずです。わざわざ固まるまでの待ち時間がもったいない。

逆に言うと、最初は液状であることの必要性って何でしょう?という話です。

答えは、「塗れないから」。
くっつけたいモノの、くっつけたい所に「塗れる」ことが非常に重要なんですね。
モノ側からすると「表面が濡れる」ことがとても大事なんです。

接着剤がモノの表面によく馴染むことが重要で、塗るというのは「よく馴染ませる」作業だということです。

これが第一の接着剤共通ポイント。このために最初っから固まっていちゃダメなんですね。


※「ぬれ」について、もう少しむずかしい説明をしているページはこちら


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