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接着基礎知識
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プラモデルを作る際の接着剤選びのポイント。
プラモデルの素材には、一般的に「スチロール樹脂(略称:PS)」と「ABS樹脂」の2つの素材があります。たいていのプラモデルには、ランナー部分にPSやABSと表記されているのでご確認下さい。
一般的なパーツはスチロール樹脂であることが多く、耐久性が要求されるパーツやメッキパーツはABS樹脂が使われています。
どちらも「ドープセメント」と呼ばれる接着法で接着するタイプの接着剤です。接着剤が樹脂表面を溶解させ、2つの部材を一体化させるように接着します。その際に、接着剤に含まれる樹脂成分が溶解させた接合面を補強します。
ABS樹脂のパーツにプラ板(PS)を接着する際には、以下の方法があります
クリアパーツの接着では、接着出来るか否かと同時に、「濁りや曇りが無く接着出来るか」が重要となります。
接着出来るかだけであれば、プラモデル用でも瞬間接着剤でも接着は可能です。しかし、接合部が濁ったり、周辺部が白化したり、クリアパーツ自体が曇ったりしてしまいます。
おすすめは、クリアパーツ専用接着剤の「ハイグレード模型用」です。水性クリアタイプなので、固まる前なら水で拭き取ることも出来、瞬間接着剤の様に接着部位周辺を白化で曇らせてしまうこともありません。
他には、2液混合型のエポキシ系接着剤もよく使われています。特に、透明性に優れた「エクセルエポ」はクリアパーツの接着に適しています。注意点は、エポキシ系接着剤は硬く固まるため、接着した部位がたわみにくくなり、塗装面に接着していた場合、接着パーツをうっかり引っかけてしまった拍子に塗装ごと剥がれてしまうことなどがあります。
また、古くから使われてきた透明タイプのゴム系接着剤「速乾Gクリア」を使うという手もありますが、ゴム系接着剤は、その特徴として糸ひきが多い点が上げられ、周辺部に接着剤の糸がふわっと付着して汚してしまう可能性がありますので、最適とは言えません。
ポリエチレン(PE)製のポリキャップを接着出来る接着剤は「PPXセット」のみです。
使い方は、接着面にペン型プライマーを塗布後、すぐに、接着剤を滴下し貼り合わせてください。
すぐに動かなくはなりますが、接着強度が発現するのは30分~60分後になりますので、ポリキャップの可動部に力がかからないようにそっと養生して下さい。また、硬化した接着剤層は硬く固まるタイプですので、曲げや衝撃が加わると、接着層が割れて剥がれることがあります。
PPXセット | |
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タイプ | 難接着物専用瞬間接着剤 |
画像 | |
色/規格 | 6gセット/ブリスター |
品番 | CA-522 |
JANコード | 4901761504812 |
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備考 |
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