✕ 閉じる
ものづくり
2025年06月27日
ものづくりメディアは続くよどこまでも。「fabcross」を振り返る座談会

ものづくり系メディアの先達として多くの読者、そして編集者やライター陣にも長く愛されてきたfabcross。この記事では当サイト(CEMEDINE Style)とも縁の深いfabcrossのライター/編集者が、fabcrossの12年間を振り返ります。執筆を担当するのは、2015年からfabcrossのライターとして加わった淺野義弘です。最後には、その精神を受け継ぐ新メディアの話題も!
参加者プロフィール
越智岳人:2013年にWebメディア「fabcross」の設立に参画。副編集長としてサイト運営と並行して国内外で取材を重ねる。2017年に独立。編集者・ライターとしてfabcrossを含む複数のオンラインメディアに寄稿するほか、VCやアクセラレーターなどの支援や企業のコンテンツマーケティングに携わる。
淺野義弘:大学で3Dプリンターと出会いものづくりの面白さを知る。卒業後、研究員として2年半ほど従事したのち、ものづくり領域を中心としたライターとして独立。fabcrossには在学中からライターとして加わり、途中からは編集チームにも参加。現在は自分のファブ施設「京島共同凸工所」を運営しながら、墨田区での暮らしを満喫中。
石川大樹:編集者・ライター。読み物サイト「デイリーポータルZ」の編集を長年務める。ギャグ系電子工作の制作、「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催などの活動でものづくりにも携わり、fabcrossにも多数の記事を寄稿。
むらさき:ライター・デザイナー。電子工作やデジタルファブリケーションを駆使して、生活をちょっとへんてこでちょっと便利にする(かもしれない)ものを作っては記事を書いている。「自分が必要なものを作る」をテーマに衣食住に関わるものを作るFARMTORY-LABを主催。現在は、メイカースペースの運営に関わりつつ、個人のものづくりや子育てに奮闘中。fabcrossにはライターとして参加。
突然のお別れから、12年前を思い出す
淺野:fabcrossが突然閉鎖になると聞いたときは驚きました。編集・ライター陣に知らされたのも2週間前で、「えっ?」という感じで。記事のアーカイブ作業などしているうちに、あっという間にサイトが見られなくなって、ぽっかり穴が空いたような気分でした。今回はセメダインさんのご厚意で、こうして振り返る機会をもらえたのはありがたいです。
むらさき:fabcrossは空気のように「ずっとそこにある」存在だったので、急に終わると聞いて驚きました。街のカレー屋がいつの間にか閉店していた、というような感覚。閉店の張り紙を見て「行けばよかった」と思うような……。
越智:僕も自分のnoteで閉鎖について書いたのですが(fabcrossの閉鎖に寄せて)、メディア運営について語る機会はこの12年間ありませんでした。せっかくなので、今日はしっかり振り返りたいと思います。

越智:もともとfabcrossは、メイテックの新事業として生まれたメディアでした。インターネットの活用がテーマだったのですが、2011〜2012年頃の企画当時はメイカームーブメントが話題になっていた時期。Maker系イベントの国内開催や、Kickstarter等でのクラウドファンディングも普及しはじめたこともあり、新しいものづくりが注目されていました。
僕はメイテックの子会社でデジタルマーケティングを専業していて、石川さんが関わっているWebメディア「デイリーポータルZ」に広告記事を出したりしていたんです。当時は企業の情報発信手段として、オウンドメディアも台頭していた時期。読み物の面白さを感じていたこともあり、新規事業をWebメディアへと舵を切りました。
とはいえ、チームには全然知見がなかったし、メディア運営もやったことがない。取材のイロハもわからなくて、最初に泣きついたのが子会社の別のお仕事でお世話になったデイリーポータルZの石川さんでした。すぐに相談に乗ってくれて、原稿料の相場とか運営の仕方とか、かなり赤裸々に教えてくれましたよね。
石川:ありましたね。あの頃はデイリーポータルZもニフティが運営していた(※)ので、会社まで来てもらって打ち合わせしたのを覚えてます。
※デイリーポータルZは運営会社がニフティ→イッツ・コミュニケーションズ→東急メディア・コミュニケーションズ→デイリーポータルZ株式会社へと変遷している。詳しくは会社案内を参照。
越智:ライターも周りにいなかったので、いろんな人に紹介してもらいました。当初からものづくりに詳しいライターは確保できなかったので、すでにWebメディアで経験のある人たちを頼って、取材経験があって文章をきれいにまとめてくれる方々に加わってもらいました。編集もプロの方に入ってもらって、こういう縁はサイトを閉じる12年後までずっと続いたんですよね。やっぱり「誰とやるか」って本当に大事だと思います。

毎日更新のニュースで得た信頼とトレンドへのアンテナ
石川:2013年ってオウンドメディアが次々立ち上がってた時期なんですけど、fabcrossが他と違ってたのは、読み物だけじゃなくてニュース記事も載せてたところですよね。これ、けっこう特殊だったなって思ってました。
越智:ニフティやセメダインのように一般消費者向けの製品やサービスがある企業と違い、メイテックは完全にBtoBの事業会社なので、認知度を上げるには独自の工夫が求められました。そこで、毎日コツコツとニュースを出し続けて、ちゃんと新鮮なテック情報を届けることで、エンジニアから愛されるサイトを目指したんです。月曜から金曜まで毎日数本、世界中のニュースをピックアップして掲載する体制を作れたのは、すごく大きかったですね。CMで一気に知名度を上げるとかではなく、地道に信頼を積み重ねていくカルチャーがあったからこそ、fabcrossは12年も続いたんじゃないかな。もしこれが新興IT企業だったら、もっと早く見切られてたと思います。
淺野:fabcrossからメイテックに興味を持ち、入社した人もいたと聞いたことがあります。それは本当に嬉しい話ですよね。
越智:採用や広報に繋げようとなったのは、立ち上げから数年経ってからなんです。最初は新規事業として「黒字化しよう」とやっていたけど、数千億規模の業績を誇るメイテックに大きく貢献するのは難しくて。それよりも会社の広報・ブランディングツールとして活用する判断になったんです。その代わりじゃないですけど、より現場のエンジニアに役立つ情報を届けるために、姉妹サイト「fabcross for エンジニア(以下、for)」もスタートしました。

淺野:fabcrossとforって、実はけっこう記事の傾向が違いましたよね。forでバズった記事がfabcrossに載ったり、その逆もあったり。あまり知られてなかったかもしれない。
越智:forはけっこうエンタープライズ寄りというか、パーソナルなものづくりとはちょっと距離があった。でも12年間やってきて、その境目が変わることも感じました。最初のころは、個人のMakerやスタートアップが町工場に行っても門前払いされたり、メールしても返事が来ないことが当然でした。でも今は、むらさきさんみたいに個人でも普通に基板を発注できるし、ちゃんとビジネスとしても成立する時代になりましたよね。
むらさき:自作キーボードも含めて、基板を作って売るっていうのが普通になりましたね。学んで、作って、発注して。fabcrossで「個人Makerがものを作って売るには?」という座談会をしたことも覚えてます。委託販売やクラウドファンディング、ファンコミュニティみたいな新しい売り方もどんどん生まれてきましたよね。

越智:ニュースを出し続けてると、注目されるキーワードの変化もわかるんですよ。電子工作用のマイコンボードも最初はArduinoくらいしかなかったけど、2018年ごろからRaspberryPiが登場して、業務レベルで使えるようになってきたせいか、流入もすごく増えましたね。工業製品との距離がぐっと縮まった実感がありました。
今はスイッチサイエンスが委託販売のマーケットプレイスを運営していたり、ビット・トレード・ワンが同人ハードウェアの製品化を支援していたり。DMM.makeの3Dプリントサービスも馴染み深いものになりました。業界全体が変化していく様子を、ニュース更新という柱でずっと見てこれたのは大きな財産になりました。
一本のバズ記事が「インターネットものづくり勢」を引き込んだ
越智:Webメディア界におけるものづくりって、いわば“極北”というか「外国人観光客が日本に来ていきなり日本人も知らない場所に行く」みたいな、ハードでニッチな世界なんですよ。それもあってか、fabcrossを始めても最初は全然ビューが伸びなくて。大人たちが毎日真剣に企画を考えてるのに、個人ブログの足元にも及ばない状態がずっと続いて、正直悩んでいました。
淺野:今となってはMaker Faireもデザインや教育に関わる人たちも参加して、結構明るい雰囲気がありますが、昔はもう少しアングラな感じがあったかも。エンジニア向けのメディアとして紙媒体は想像つくんですけど、Webにおけるものづくりの情報ってどこで発信されてたんでしょう?

石川:今も続いてますけど、やっぱりニコニコ技術部がめちゃくちゃ盛り上がってた時期ですよね。たとえばいろんな方法で初音ミクにネギを振らせて、それを動画にするみたいな、ああいう独自文化はすごく面白かった。それ以外だと個人でブログや動画にまとめてる人は多かったけど、ちゃんと記事として載せてるメディアってあまりなかったんじゃないかな。
むらさき:ソフトウェア系の人たちは、もともとすごくブログを書くカルチャーがあるから、それがはてなブックマークとかで広まっていく。自作キーボードが流行りだしたのも、ソフトウェア技術者が発信したからというのが大きい気がしますね。

そのときにfabcrossを知ってくれた人が、「このメディアって、ニュースもあるし、ファブ施設も取材してるんだ」と、他の記事も読んでくれるようになって。そこから読者が増えて、企業や行政からも問い合わせが来るようになりました。正直、あの記事がなかったら、今頃どうなってたか分からないくらい重要な転機でしたね。
淺野:インターネットものづくり界隈に、fabcrossを見つけてもらった瞬間って感じですね。バズった記事と、地道な積み重ねがいいタイミングで交わった感じがします。
越智:企業や行政にも新しいものづくりを盛り上げようという流れがあり、メイカースペースやデジタルファブリケーションへの支援や調査が増え、fabcrossに講演依頼が来ることも多かったです。特に、九州経済産業局と行った連載企画「工場なび」が経済産業白書に載ったことは、メイテック社内から高く評価されました。オウンドメディアとして、社会的意義を評価されたことは単純に嬉しかったね。
読者からライターへ、じっくり育てる”ひよこ組”
淺野:ヒット記事が増えたことでfabcrossの認知も広がり、Maker Faireなどイベントにも出店。面白い活動をしている人が、そのままライターとして参加する流れもできていきました。
越智:イベントなどで知り合った方がライターになってくれるのは本当に嬉しかったです。読者からライターになる導線があったのは、メディア運営側としても手応えがありました。
石川:fabcrossがすごいのは、ちゃんとライターを育ててるところ。普通、オウンドメディアって即戦力の経験者を採用することが多いですから。
越智:僕も最初は編集やライティングの経験がなかったので、立ち上げ当初からベテランの編集さんに入ってもらって、がっつり育ててもらいました。その編集の大先輩が「昔は学生がアルバイトで編集部に入って、ゼロから育成できたけど、今はなかなかそうもいかない」って言ってたのが、ずっと記憶に残ってて。
とはいえ、ものづくりみたいなニッチ分野で他と同じ体制で続けても生き残れないので、ライターを育てることから始めるしかないなって。工作ができる人はいても、文章が書けない人もいるし、後者は僕たちがサポートすればいい。そうやって差別化できたように思います。

淺野:僕もほぼ未経験から始めたので、取材や文章の作り方はfabcrossでめちゃくちゃ鍛えられました。素人なのに取材に編集者さんが同行してくれたり、記事の企画から校正まで丁寧に見てもらえたのは、本当に恵まれていたと思います。ライターが増えてきたころには「ひよこ組」ってチームもできましたね。
越智:これ、本邦初公開ですね(笑)。fabcrossで新人ライターが増えてきたときに、みんなで企画を出したり、相談しあったりできる場があればとFacebookでグループを作ったんです。まだ「担当編集」みたいな概念もなくて、僕がほぼ一人で全部見てたので、横のつながりができたのは本当に助かった。歩き始めだから「ひよこ組」という名前にしたのですが、そのまま最後まで残りました。情報技術を学ぶ大学院生やIoTデバイス開発会社の代表、大手自動車メーカーのエンジニアまで、すごいメンバーが揃っていて。こんなに奇人・変人が集まるWebメディアって他にないと思います。
むらさき:ひよこ組のミーティングは楽しかったですね。同じものづくり好きとはいっても、違うコミュニティの方と話す機会は貴重でした。記事で作ったMacintosh SEのカバンを持って行って、秋葉原で撮影したのも覚えてます。最初は外国人観光客にめちゃウケたんですけど、それ以降は誰にも声かけられなかった…(笑)

石川:面白い人がいたらインタビューすれば一本の記事にはなるけれど、書き手として入ってもらって続けて書いてもらうのは簡単じゃないですよね。工作技術のあるライターさんの執筆をサポートして記事本数を維持したり、連載企画を作ったりしてましたよね。
越智:連載記事のおかげでメディアに深みが出るんです。「ドンキでArduinoを買える未来を目指す」ギャル電さんや、「無駄づくり」の藤原麻里菜さんも連載に参加してくれました。また、複数人が工作する現場に立ち会ってレポートをまとめたり、作った人のメモから原稿を完成させてくれるライターの三浦一紀さんには助けられました。スピードも早くて、プロの力を実感しましたね。
技術系メディアではありますが、ライターの個性や色はずっと大事にしてました。僕自身も、人にフォーカスした記事が好きですし。大人の科学の付録やソニーの資料館を取材した記事や、アンティーク家電を扱う連載企画も好評でした。読者層にも刺さってたのかなと思います。
業界を横断する、メディアとしての役割
石川:競合みたいなサイトってあったんですか?
越智:広く見れば、ものづくり系読み物サイトとかテック/ガジェット系メディアに分類されると思いますが、明確に「これがライバル!」という存在は無かったかもしれません。むしろ、周りと仲良くしたりコラボする方が楽しい。
fabcrossは小さなメディアなりに、自分たちのやり方や方針を大切にしてきました。その結果、ものづくり系コミュニティや企業との繋がりも自然にできていった気がします。3Dプリント関連の企業や電子工作系のパーツを扱う企業さんとも、長く良い関係が築けました。
淺野:企業や他メディアとのコラボレーションも、広告記事枠のあった初期には多かったですよね。デイリーポータルZとのコラボイベント「頭の悪いメカ発表会」は楽しかったなぁ。なぜか2回目には当時の東急ハンズさんもスポンサーになってくれたし。
越智:DIY分野で愛され続けるハンズさんをはじめ、店内にデジタルファブリケーション機器を導入したカインズさんなど、業界や規模を超えてfabcrossに声をかけてくれたのはありがたかったですね。有形無形の支援が積み重なってきたおかげで、12年間続けてこられたんだと思います。

淺野:辺境のなかでも、ちょっとだけ早く走り始められたのも良かったのかもしれません。みんなが気にかけてくれたのは嬉しかったですね。
越智:メイカースペースの運営者を交えた座談会のモデレーターを担当したこともありました。同じ界隈にいるけど実は直接つながってない人たちを引き合わせて、橋渡しや新しい交流が生まれるきっかけになったのは、メディア運営者としても介在価値を感じた瞬間でした。運営が厳しい初期に、本社で開催したイベントに100人くらい集まってくれたときにも、ようやく「これはイケるかも」と手ごたえを感じました。
石川:Webメディアをやってると、普段はなかなかポジティブな声を直接聞くことって少ないですよね。イベントで直接声を聞けると元気をもらえるので、僕も文学フリマやMakerFaireに出て、生の声が聞けるのを楽しみにしています。
そして新しいシーンへ——fabcrossが残した“DNA”とこれから
淺野:まったくの未経験からスタートして、インターネットカルチャーと接続しながら、最終的にはマスにも見つかる存在になって。そしてコミュニティが広がってきたタイミングで、突然の閉鎖発表。Webメディアの趨勢やメイカームーブメントの変化、いろんな要因があったと思います。越智さんはご自身のnoteで「広告のない非営利に近いメディアとして12年続いたのは、奇跡のようなものだと思います。読者のみなさまに加え、運営に携わっていただいた関係者の皆様には感謝しかありません」とも書かれていました。後悔はなかったですか?
越智:もちろん後悔というか、ライターさんやスタッフをうまくディレクションできなかったこともあったし、取材に行ったら当初聞いた話と全然違ってお蔵入りになったりとか失敗や反省は山ほどありました。サイトも最後まで発展途上だったと思うし、行きたかった取材も、リソースの関係で行けなかった記者発表会もいっぱいありました。スタートアップやYouTuberとのネットワークも、全然作りきれなかったし。また、途中から僕はメイテックを離れて個人として関わるようになって、改めて「メディアを走らせるには、やっぱりフルコミットで動ける旗振り役が必要だな」と実感しました。
淺野:閉鎖発表のとき、SNSでたくさんの声が集まりましたよね。その声を受けて、新しいメディアを立ち上げようと決意したわけですし。ちょうどこの座談会の日、6月2日には「FabScene」もリリースされました。これも詳細は越智さんのnoteにまとまっています("現場"を離れるわけにはいかないーー新しいWebメディア「FabScene」を立ち上げます)。

越智:fabcrossの閉鎖を惜しむ声が多かったけど、それだけじゃなくて「この連載が好きだった」「この記事が役に立った」と具体的な記事の感想をもらえたのが本当に嬉しかったんです。愛されるメディアを作れたのは、お金よりもずっと価値のあることで、その声を受け止めるのは、自分たちしかいないだろうと思いました。
これからも、fabcrossで目指してきたものを受け継ぎながら、forでやってたエンタープライズ寄りの記事作りやニュースの毎日更新も続けます。読者コミュニティとの距離を意識した、読者投稿などにもチャレンジしていきますよ。ひとつのメディアに閉じるつもりもないし、いろんな垣根を越えて”新しいシーン”を作りたいと思ってます。
むらさき:作品を投稿して、ちゃんと読んでもらえるのは本当に嬉しいんです。SNSやブログ、動画の発信先は増えたけど、やっぱり「ちゃんと見てもらう」のってすごく難しい。個人ブログで書いていた時より、fabcrossに載せてもらったほうが圧倒的に読まれた実感があります。
越智:僕はアラフィフなので、もう一度10年続くメディアを作るなら、今が最後のタイミングかなと思ってました。改めて立ち上げるに当たっては「2周目の特権」みたいな要素もあります。今回は「強くてニューゲーム」だけど、レベル1で資金もない。でも、必殺技はたくさん覚えてるみたいな状況(笑)。ユーザーとのつながりや編集・執筆でのAI活用など、12年前とは明確な変化があるので、僕自身もこれからが楽しみです。
過去にお世話になった企業へ事前に挨拶したときも、皆さん前向きでいろいろな提案をしてくれました。12年間積み重ねてきたことは、形を変えてどこかに残っていく。物理的にはなくなっても、伝搬していくものがあるはずです。セメダインさんが座談会に呼んでくれたのも、こうしたご縁があってのことだと思っています。この記事を読んだ方も、ぜひ何か一言、感想など伝えてもらえたら嬉しいです。

関連記事
タグ一覧