2020年01月17日ロボコン

小学生ロボコン2020 全国予選会 決勝大会に行ってきた!

2019年12月28日(土)に「小学生ロボコン2020全国予選会決勝大会」がゲートシティ大崎アトリウム(東京都品川区)で開催されました。

小学生ロボコンとは

「ロボコン」と聞くと、NHKが主催する3つのロボコンを真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
大学生を対象にした「学生ロボコン」と学生ロボコンの優勝校が日本代表となり世界のチームと対決する「ABU ロボコン」、高専生を対象にした「高専ロボコン」では、毎年たくさんの学生たちがアイデアと技術を競い合っています。
この長い歴史を誇るNHKのロボットコンテストに2020年、新たに第4のロボコン、【小学生ロボコン】が加わります!
2020年度より順次施行される学習指導要領(新学習指導要領)では、プログラミング教育が必修化され、それにともない既に日本中でプログラミング教室やロボット教室が開催されていますが、NHKロボコンとして初めて小学生を対象としたロボットコンテストがスタートしました。

小学生ロボコンのながれ

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~全国大会出場者~
①全国予選会決勝大会 「アイデア部門」「スピード部門」各上位6名
②書類選考枠 10名
③「きのくにロボットフェスティバル2019全日本小学生ロボコン選手権」 上位2名

全国各地から予選を勝ち抜いた24名は2020年3月の全国大会を目指し、2月のワークショップで、3人1チームになってプログラミングを学びながらロボットを作成します。
競技を通じて、子供たちの「問題解決能力」「客観的思考力」「コミュニケーション能力」「コラボレーション能力」、そしてプログラミング学習を通じて「ICT活用能力」を培います。

いよいよ小学生ロボコン2020全国予選会決勝大会がスタート!

今回は、2019年12月28日に開催された、全国予選会決勝大会の模様をレポートします!

会場はゲートシティ大崎!くしくも、セメダインの本社が入っているビルでロボコンが行われました。
会場には、赤と青のフィールドが用意され、お菓子の箱で障害物が設置されています。

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ルール紹介

予選会の競技課題は、「お菓子な生きものロボットレース」
作ったロボットを使って、制限時間2分以内にフィールドにある以下の3つの課題をクリアします。

課題1:タワーくずし
    上段に積まれたチョコ菓子を3つ全て床に落とせばクリア!
課題2:ぐるぐるコーン
    お菓子の筒の周りをぐるっと1周したらクリア!
課題3:大階段
    頂上のゴールステージにロボットが登ればクリア!

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ロボット作りのルール
  • ロボットには、モーターやプラダンなどの決められた材料・キットを使用すること
  • モーターに直接くっつけていいのは「結束バンド」のみ

全国大会に出場するには

最も歴史のある高専ロボコンの正式名称が「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」であり、その中で最も名誉ある賞が競技優勝ではなくロボコン大賞であることからもわかる様に、ロボコンで最も大切にされていることは、独自のアイデアと技術力の両立です。

小学生ロボコンの予選会決勝大会では、この審査基準を、ユニークなアイデアをいかに形にしたかを審査する「アイデア部門」と、技術性能を審査する「スピード部門」の2つに分けてあります。

各部門にエントリーしたロボットは、まず、ビデオ審査にてそれぞれの審査基準に則って評価されます。ビデオ審査を通過した24名が予選会決勝大会で実際にロボットを競わせ、各部門上位6名、計12名が全国本大会出場権を獲得します。

  • アイデア部門
    クリアするまでの速さは関係ありません。いずれかの課題をクリアするための“独自のアイデア”“実現できているか”を試合時間の2分間をめいっぱい使ってアピールします。

  • スピード部門
    スタートから課題をクリアしてゴールするまでのスピード競技です。
    速さを競い、すべての課題をクリアし先にゴールした方が勝利!

アイデア部門

アイデア部門は、ロボットのアイデアの素晴らしさを競います。2分間自由にロボットを動かして、審査員にアピールします。ここでは全国大会への出場をきめた、予選ラウンド上位6名(決勝ラウンド出場者)のロボットを紹介します。

後藤さん(千葉県)

☆アピールポイント☆
「スタートと同時に球を発射してお菓子のタワーを崩すところ。」

大会唯一の片手コントローラーを操る。2つのモーターの役割を「前進用」「方向転換用」に分け、コンパクトな横移動を実現。

平田さん(東京都)

☆アピールポイント☆
「ひっくり返るところと、立ち上がって二足歩行で歩けるところ。」

カエルを模したロボット(?)二本足で立ちあがる

廣瀬さん(東京都)

☆アピールポイント☆
「①D字の足にキャタピラをイメージしたゴムをつけたところ。
 ②お菓子のタワーを崩すために“スコーピオンアタック”」

サソリのように下半身を持ち上げ、タワーを崩す

宮内さん(埼玉県)

☆アピールポイント☆
「前に走るとストッパーが外れてゴムが飛ぶ機構。割りばしの先を凹ませてゴムが引っかかるようにして、ゴムが違う方向に飛ばないように工夫している。」

輪ゴム弾を使わなくてもタワーを崩せる安定感のあるボディ

樋口さん(三重県)

☆アピールポイント☆
「とにかくカッコいいデザインのロボット作りを目指した。
 結束バンドをモーターの軸に合わせてヤスリで削り、軸の一番外にタイヤの外れ止め用をつけることで、安定的な回転と小回りを確保。」

こだわりの詰め込まれた車輪。構造の詳細を紹介するオリエンシートも用意されていた

齊藤さん(神奈川県)

☆アピールポイント☆
「ロボットの後ろのあるしっぽを使った攻撃でお菓子のタワーを崩す。」

大きなしっぽを使ってアタック!第一関門をスピーディーにクリア

スピード部門

スピード部門は、単純明快。速さを競い、先にゴールした方が勝ち。ここでは全国大会への出場をきめた、予選ラウンド上位6名(決勝ラウンド出場者)のロボットを紹介します。

端山さん(広島県)

☆アピールポイント☆
「手裏剣型の車輪で素早く移動し、ロボット前方の角でお菓子のタワーを倒す。」

予選6位通過ながら、決勝戦では大会史上最速の14秒でゴール!

松田さん(兵庫県)

☆アピールポイント☆
「ロボットの足に粘着テープをつけ、グリップ力を向上させ、素早く移動する。」

お菓子のタワーを倒しやすくするため、ロボット前方がせり出している

杉浦さん(京都府)

☆アピールポイント☆
「キャタピラタイプの足。」

キャタピラで安定した走行を実現。予選ラウンド最速20秒で完走

小山さん(沖縄県)

☆アピールポイント☆
「段ボール製の足を使ってスピーディーに前進し、バックして尻尾でお菓子のタワーを崩す。

ワニをイメージした「クロコダイル号」。強い気持ちを持ってトライ!

鳥海さん(埼玉県)

☆アピールポイント☆
「結束バンドの先に虫ゴムを装備することで、食いつきをよくした。」

軽量ながら体当たりで第一関門をクリアできるパワーをあわせもつ

浦添さん(沖縄県)

☆アピールポイント☆
「タイヤをギザギザにし、先端に粘着テープを装備。」

横に大きく伸ばした触覚でお菓子のタワーをひっかけて倒す

表彰式

各部門の結果はこちら☟

■アイデア部門

優勝 後藤さん(千葉県)
準優勝 平田さん(東京都)
全国大会出場者 後藤さん(千葉県)
平田さん(東京都)
廣瀬さん(東京都)
宮内さん(埼玉県)
樋口さん(三重県)
齊藤さん(神奈川県)

■スピード部門

優勝 端山さん(広島県)
準優勝 松田さん(兵庫県)
全国大会出場者 端山さん(広島県)
松田さん(兵庫県)
杉浦さん(京都府)
小山さん(沖縄県)
鳥海さん(埼玉県)
浦添さん(沖縄県)

表彰式の様子

参加者全員で撮影

いよいよ全国大会!

予選会決勝大会を勝ち抜いた12名と書類選考で選ばれた10名、そして「きのくにロボットフェスティバル2019全日本小学生ロボコン選手権」上位入賞者2名、併せて24名が、3月の全国大会を目指し2月にワークショップに参加します。
そこでプログラミングを学びながら自動ロボットをつくり、2020年3月1日(日)にサンシャインシティ噴水広場(東京・池袋)で開催される全国大会に挑みます。

全国大会詳細はこちらから☟

日時:2020年3月1日(日) 13:30~17:00(予定)
会場:サンシャインシティ噴水広場(東京・池袋)
公式サイト:http://www.official-robocon.com/shougakusei/

大人顔負けのアイデアと技術力が飛び出す小学生ロボコン、引き続き応援しましょう!


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