✕ 閉じる
ものづくり
2020年02月25日
第1回小学生ロボコン全国大会|ワークショップ初日レポート
【延期のお知らせ】2020.2.26
新型コロナウィルスに対する政府方針(令和2年2月25日)を受け、第1回小学生ロボコン2020全国大会が延期になりましたのでお知らせ致します。

2020年2月8日(土)から、第1回小学生ロボコン全国大会のワークショップがスタートしました。
今回は、ワークショップ第一日目の様子をレポートします。

会場は、科学技術館(東京・北の丸公園)
ワークショップのスケジュール
ワークショップは、全5回(2/8、2/9、2/23、2/24、2/29)実施され、競技ロボット2台を製作し、さらに、自動ロボットに必要なプログラミングの学習を行います。
ワークショップの詳細
1日目:競技課題発表、チーム分け抽選、ものづくり講習、各チームで作戦会議、アイデア発表会
2日目:プログラミング学習、ロボットづくり、各チームアイデアの発表会
3日目:ロボットづくり、自動ロボット試作品披露
4日目:ロボットづくり、手動ロボット試作品披露
5日目:ロボットづくり、ロボット2台の動き披露
第1回小学生ロボコン全国大会のワークショップがスタート
昨年11月の予選会決勝大会や、きのくにロボットフェスティバル2019全日本小学生ロボコン選手権を勝ち抜き、または書類選考を通過した24名の精鋭が全国から集まりました。
これから3名一チームに分かれ、5回のワークショップで自動ロボットと操縦ロボットの2台を製作し、3月の全国大会に挑みます。
ワークショップ初日の流れはこちらです☟

ワークショップは科学技術館(東京・北の丸公園)で全日程開催されます。
会場にはいると、赤と青のフィールドが用意され、デモ用のロボット2台が配置されています。

競技課題の発表
第1回小学生ロボコン大会の競技課題は、〝「HOTEL THE MOON」 美しい月の石を運んで、ホテル完成をめざせ!〟となっており、舞台は月面。オリジナルのロボット2台(自動ロボット・操縦ロボット)で、建設中の月面ホテルの高層階に、より多くの月の石(ボール)を運ぶミッションに挑みます。
会場に設置されたフィールドの周りに集まり、自動ロボットと操縦ロボットのデモンストレーションを見ながら競技ルールを確認します。

フィールドの周りに集まりルールを確認する小学生たち
ルール紹介
- 月の谷エリアは自動ロボットだけが動くことができ、建設エリアでは操縦ロボットだけが動くことができます。操縦ロボットをコントロールしながら月の石(ボール)をホテルの高層階に運びます。
- 試合は2チームによる対戦形式。試合時間は4分で、最初の1分は自動ロボットだけ動くことができます。
-
試合終了時点で合計得点の多い方が勝利となります。
-
9つの部屋すべてに石を乗せたら、ボーナスポイントとして10点が加算される。
得点方法
- 最上階の6階(HOTEL)・・・1個につき3点
- 5階(THE)・・・1個につき2点
- 4階(MOON)・・・1個につき1点
※黄色の月の石(ボール)は倍の点数を獲得できます。

※本番のフィールドは左右対称になります。

チーム分け抽選会
小学生ロボコン全国大会は、3名一チームでロボットを製作し試合に参加します。各チームに一人、メンター(指導者)が付くため、まずはメンターとお手伝いしてくれるロボコンOB・OG・現役高専生の方々の自己紹介とメンター8人の抽選会がはじまります。

メンターの自己紹介と抽選の様子
そして、いよいよ運命のチーム分け。
“予選会決勝大会で仲良くなった子と一緒になりたい”や“同郷の子と一緒に”‥等、それぞれ希望がありましたが、ここは平等に抽選です。
みんなドキドキしながら抽選会に臨み、8チームが決まりました。

小学生たちの抽選会の様子
チーム分けの結果はこちらです☟
今回はこの他にスペシャルゲストとして小学生ロボコン全国大会のエキシビジョンに参加するモンゴルの小学生チームもワークショップに参加します。
小学生ロボコンはチームワークがとても重要で、新しい仲間と協力してロボットづくりや競技に参加しなくてはなりません。メンターと小学生たちはチームごとにテーブルに集まり、ネームプレートに名前やニックネームを書いたり、簡単な自己紹介をします。
そして、毎回、ワークショップの初めにチーム対抗レクリエーションがあり、今回は“人間知恵の輪”にチャレンジです。
体を動かしながら協調性や連帯感が生まれるレクリエーションで、チームのみんなと楽しく交流を深めます。

チーム対抗レクリエーション“人間知恵の輪”の様子
ものづくり講習
ここからは、お勉強の時間で、実際に競技ロボット製作に必要なものづくり講習の授業がはじまります。
前半はレベルアップ講座としてパーソルR&D㈱の佐藤さんから「チームつくり」について、最強のチームになるための大事なことを学びます。

レベルアップ講座講師のパーソルR&D㈱の佐藤さん
後半はロボットづくり講座としてユカイ工学㈱の和田さんから、実際に競技ロボット製作で使用するロボットキットを使いながら自動ロボットのしくみについて学びます。

ロボットづくり講座講師のユカイ工学㈱の和田さん
各チームにわかれて作戦会議
ものづくり講習の後は、待ちに待ったロボット製作です。
第1回小学生ロボコン全国大会では、「自動ロボット」と「操縦ロボット」の2台を製作しなくてはなりません。
ワークショップ初日では、まず、「どんなロボットを作るのか?」「どんな作戦で競技を進めるのか?」「役割分担はどうするのか?」など、競技ロボットをつくるために決めることがたくさんです。オリジナルロボットをつくるため、作戦会議が始まります。
テーブルでじっくりアイデアを練るチームや、真っ先にフィールドに行ってアイデアを考えるチームなど、個々の魅力がチームカラーとなって大人の想像を超える予想外な一面を垣間見ることができました。

テーブルで作戦会議をしている小学生たち

フィールドで作成会議をしている小学生たち
各チームのアイデア発表
約2時間という長時間の作戦会議が終わり、次はチームごとに作戦会議で考えたアイデアをお披露目します。
ロボットの動く仕組みやデザインなどをスケッチブックにまとめて発表します。


最後に、今日あった質問についてみんなで共有して、ワークショップ初日は終了になりました。
3/1は、いよいよ全国大会本番!
全5回のワークショップで完成した競技ロボットと共に24名の精鋭が、第1回小学生ロボコン全国大会に挑みます。
全国大会の詳細はこちらから
日時:2020年3月1日(日) 13:30~17:00(予定)
会場:サンシャインシティ噴水広場(東京・池袋)
公式サイト:http://www.official-robocon.com/shougakusei/
当日、全国大会の模様は、YouTubeロボコン公式チャンネルで生配信される予定です!
第1回小学生ロボコン全国大会は、初顔合わせの小学生たちがチームに分かれて、たった5回のワークショップで自動ロボットと操縦ロボットを製作するという、とてもハイレベルなロボットコンテストです。
一つの目標に向かって、ロボットづくりが好きな小学生たちが集まり、夢中になってロボットづくりに取り組む姿勢は素晴らしく、3月の全国大会でお目見えするロボットがとても楽しみです。
大人顔負けのアイデアと技術力が飛び出す、記念すべき第1回小学生ロボコン全国大会を一緒に応援しましょう!
関連記事
タグ一覧