ものづくり 2021年01月25日

小学生ロボコン2021|全国大会観戦レポート(高学年の部)

去る1月10日、小学生ロボコン全国大会が開催されました。低学年の部に続いて、午後からは4~6年生による高学年の部が繰り広げられました。テーマ課題を解決するアイデア、その実現への技術力ともに、よりハイレベルなパフォーマンスが繰り広げられます。
こうご期待! 

(低学年の部レポートはこちらから⇒

競技ルール

低学年の部と同じ、30cm以上高いところへ到達する課題に、「飴を運ぶ」ミッションが追加されます!

パフォーマンス順とロボットの紹介

ここからは、予選ラウンドでの個性豊かなロボットたちを紹介していきます☟(・ω・)☟

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第1ラウンド

赤コーナー:稟燿さん(三重県)
巻き取りの力を利用した機構を披露したのは、「ぐるまき君」。モーターの力で紐を巻き取りながら垂直上昇し、74㎝の高さに移動します。飴を運ぶのではなく、先にロボットが到着してから「飴を引っ張り上げる」意外性で審査員を驚かせました。

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青コーナー:由真さん(北海道)
ドラゴンを模した装飾が可愛い「チビドラ」が登場です。走行と飴置きのモーターが分かれており、ゴールに到着するとチビドラが首をふって飴を下ろします。安定した走行は勿論のこと、岩山を模したコース、ゴールで待ち構える大ドラゴンなど、手の込んだ装飾にも注目です。

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第2ラウンド

赤コーナー:勇佐さん(京都府)
「ローリングクワガッタン」は内輪の外に外輪を履かせた二重のタイヤが特長的なロボットです。巨大なタイヤでスロープや障害物をものともせず上っていきます。随所に工夫がこらされたコースにも注目ください。

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青コーナー:偉有さん(大阪府)
1つのモーターで長いはしごを倒してコースを作り、もう一つのモーターで飴を引き上げて70㎝の高さまで運びます。郵便をテーマにした小道具も可愛らしい作品です。

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第3ラウンド

赤コーナー:可允さん(兵庫県)
実際におうちで飼っているというペットの亀「ペコちゃん」をモデルにした亀愛あふれる亀ロボットです。好物のエビ飴を見つけながら階段を上り、甲羅干しをするというストーリーも作りこまれており、腕を回すバタフライスタイルで着実に進んでいきます。

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青コーナー:晶太さん(広島県)
飴の入ったフックを飛ばして頂上にひっかけ、紐を巻き上げながら登っていくアイデア溢れるロボットです。1つのモーターで発射、巻き上げ、射出機の切り離しなど5つの動きを可能にした技術面の工夫にも注目。

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第4ラウンド

赤コーナー:瑛士さん(三重県)
モーターの回転でタイヤを回すのではなく、回転運動を変換し、階段に合わせた形状の脚を前方へ水平に繰り出すことで上っていく、ひと際ダイナミックで特徴的な機構を披露しました。シンプルな構造に見えますが、細かな調整とロボットに合わせて作りこまれたフィールドが見事です。

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青コーナー:竜希さん(愛知県)
ゴール地点で、方向転換用の舵を使って飴の入った箱をひっくり返し、中から飴を取り出すアイデアロボット「あめ箱ぶん」です。飴入りの箱を引っぱるフレームの関節部分を増やすことで、柔軟性を持たせ、本体をバックさせた際に「本体後方の舵が飴の入った箱に引っかかる」⇒「箱をひっくり返す」ことが可能です。機構の工夫と、操縦者のテクニックが光ります。

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第5ラウンド

赤コーナー:羚恋さん(宮城県)
どこまでも高く登れるロボットにこだわり宇宙エレベータースタイルのロボットを作りました。2種類のストローを使ったスライドレールとタイヤで、垂直のコースを両側からはさんでスルスルと上ります。抜群の安定感とスピード感であっというまに200cmの高さまで到達しました。

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青コーナー:龍惺さん(兵庫県)
ベルトを自ら取り込み、巻き込みながら上に登っていくクライミング型ロボットです。ゴールにつくと自らベルトを外すことも可能という多機能設計。やわらかいベルトの取り込み、バランスを保っての180cm垂直上昇、ベルトを抜く動作など、素晴らしい設計と操縦テクニックで我々を魅了しました。

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第6ラウンド

赤コーナー:勇登さん(大阪府)
象をテーマにした見た目も可愛らしい車輪タイプのロボットです。動きの可愛い八角形のタイヤで坂道をスムーズに登ります。象さん型コントローラーや、ゴール後の追加ステージ、ゴールに用意されたくす玉など、可愛いだけでなく、作り込まれた細部へのこだわりにも注目です。

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青コーナー:彪十さん(静岡県)
高学年の部にだけ追加された「飴を運ぶ」ミッションに着目し、「誰よりも沢山の飴を運ぶ」ことを目標にしたブルドーザー式ロボット。予選大会で運べた飴の数は14個でしたが、全国大会ではなんと40個の運搬にチャレンジ!重量をものともせず、力強く坂道を上りました。

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第7ラウンド

赤コーナー:優弥さん(神奈川県)
走行と飴投げ用それぞれに1つずつモーターを利用しました。安定した走りは勿論、コース上に設置された障害物や、ゴール手前に設置されたエレベーターなど至る所に仕込まれたアイデアに、最後まで目が離せません!特に、直進の動作からの、柱を利用した華麗なL字コーナリングは必見です。

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青コーナー:瑞生さん(大阪府)
手作りの線路型レールの上を力強くのぼる四駆ロボットです。飴をとりにいく、2段に分かれたゴールそれぞれに飴を入れる、スタートに戻るなど難しいチャレンジを次々と成功させました。ゴムを利用した飴を取り込む機構もとてもユニーク!

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第8ラウンド

赤コーナー:勇人さん(千葉県)
ゴールドのボディがかっこいい「The Arm」です。飴を持った腕は、モーターと糸で連結しており、糸を巻き上げることで、ショベルカーのように動かすことができます。スタート地点で「アームを使って飴を受け取る」、ゴール地点で「アームを振り上げて飴を落とす」など、こんなこと出来たらカッコイイだろうなという想いを実現させた、こだわりと工夫が際立つ一台でした。

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青コーナー:理史さん(東京都)
割りばしをふんだんに使用した3発動時発射の機構がカッコイイ「あめぴよん」です。100cm上のゴールに飴を発射した後は、走行モードに変形し自らが坂道を登っていきます。一発で3つの飴を着地させた時は審査員から歓声があがりました。

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第9ラウンド

赤コーナー:湊人さん(愛知県)
作りこまれた外装が美しい戦車型のロボットです。ゴールまでフックを飛ばして引っ掛け、モーターで自らを引き揚げながら登っていきます。足回りはキャタピラ型で、ほぼ垂直面を確実に登っていく姿がとても力強いロボットでした。

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青コーナー:育久真さん(兵庫県)
四角形のタイヤが特長的な、段差も坂道もOKな全地形対応型ロボットです。四角形のタイヤは丸い形に比べてコントロールが難しいですが、見事な操縦で、細い道、高い段差、25度の急な坂道を次々とクリアしました。

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第10ラウンド

赤コーナー:眞一郎さん(東京都)
SDGsを意識した装飾が目をひくドローン型ロボット「ドロン君」が、ロープウェイを上り、山の上の難所に真心を届けます。頂上に到着したドロン君が飴を引き揚げ、最後は祝砲を飛ばしてくれます。ドロン君の魅力と、作りたいテーマを余すことなく盛り込んだ見事なプレゼンも必見です。

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青コーナー:建伎さん(東京都)
無駄のないシンプルな設計ながら、ひと際ユニークな方法で課題をクリアした「走らない」ロボットです。糸のついたフックを飛ばし、糸を巻き取ることでロボットが立ち上がります。さらに巻き取ると立ち上がったロボットが倒れ、シーソーの要領で30cmの高さに「浮いた」ゴールに着地します。紙ストローを多用したロボットの構造体もさることながら、逆三角形のフレームが美しいステージにも注目。

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第11ラウンド

赤コーナー:修我さん(奈良県)
「かっこいいロボット」にこだわったブルドーザータイプのロボットです。3輪のタイヤには銀色に塗った爪楊枝が刺され、割りばしを敷き詰めたコースをガッチリとつかみ猛スピードで進みます。飴をすくい上げる大きな腕部分の繊細な動きにも注目ください。

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青コーナー: 昴さん(沖縄県)
カタパルト方式で飴とフックを同時に発射し、フックにつけた糸を巻き上げながら自らを垂直上昇させます。ロボットを作る際は、昴さんが所属するボーイスカウトで習ったロープワークやナイフ使いなどの技術をふんだんに活用したそうです。

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第12ラウンド

赤コーナー:和明さん(千葉県)
特長的な足回りと、飴の収納方法がユニークなロボットです。輪ゴムをめぐらせたカゴを回転させながら進み、飴にカゴを押し付けるだけでカゴの中に飴が収納されます。前進時には飴が落ちないようにストッパーが作動し、後進すれば飴がカゴから落とせる工夫がしてあります。

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青コーナー:朔太郎さん(兵庫県)
大好きなデロリアンを模した車型ロボットを作りました。ボンネット部分に飴をのせてゴールまで移動し、ドリフトできゅきゅっと止まる反動で飴をゴールに落とします。前輪がいい感じに滑る様、後輪に滑り止めのゴムを巻き、前輪には滑りやすいテープを巻いているそうです。

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決勝ラウンド

決勝ラウンドに、駒をすすめたのはこの4人!

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予選と2分間のパフォーマンスタイムをフルに使って、愛機の更なる魅力をアピールしました。

表彰式

結果発表!

優勝 建伎さん(東京都)
準優勝 龍惺さん(兵庫県)
アイデア賞 優弥さん(神奈川県)
協賛企業特別賞 本田技研工業株式会社 竜希さん(愛知県)
NOK株式会社 和明さん(千葉県)
株式会社Cygames 勇登さん(大阪府)
株式会社ソニー・インタラクティブエンターテイメント 眞一郎さん(東京都)
パーソルR&D株式会社 瑛士さん(三重県)
セメダイン株式会社 羚恋さん(宮城県)

「30cm以上の高さに上る」という非常にシンプルなミッションに、「ゴールまで飴を運ぶ」課題が追加された高学年の部。次々と飛び出すアイデアの数々に圧倒されました。また、それぞれが持つこだわりを実現させるための試行錯誤が伝わってきて、見ている我々もとても楽しく、夢中になりました。

参加された皆さん、本当にお疲れ様でした!

これからもモノづくりを楽しんでくださいね♪

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プログラミングロボット大会があるよ!

2021年度は、全国大会に続き、3月には「小学生ロボコン2021 プログラミングロボット競技会」が開催されます!詳細はこちら⇒

引き続き、若きエンジニアたちを応援しましょう!

※午前の部(低学年の部)の記事はこちら


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