建築用 2020年04月14日

ユーザーの支持で売れ続ける無溶剤多用途 内装用接着剤 セメダイン『SG-1・L』

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つける素材の材質を問わず、安定した接着性を発揮するセメダイン「SG-1·L」。

溶剤も含まず、これ1本で多用途に対応できる使い勝手の良さから、現場の口コミで広がった製品だ。なぜ「SG-1·L」は現場で支持されるのか。

img_nxt19_sg1l_005.jpg 「SG-1·L」誕生の背景には、大手マンションの内装業者からの切実な相談があった。

「集合住宅の軽天工事では、単板積層材を現場でカットしてコマ材として使っていたのですが、15年ほど前、現場の手間や廃材を減らすため、規格品の再生ポリスチレン製のコマ材(プラ木れんが)が使われるようになり、現場では、従来の酢酸ビニル系接着剤では再生ポリスチレンが接着できず、施工できない問題に直面しました。

この課題に対して、セメダインは樹脂接着に適した変成シリコーン系接着剤の転用を提案、プラ木れんが対応の無溶剤接着剤として『SG-1·L』が誕生したわけです」(セメダイン株式会社 事業本部建築第一部部長・関口治郎)。  

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内装造作工事においても、当時は木質が中心だった内装材や下地材が、樹脂や金属製へ、素材が多様化した時代でもあり、それまで現場で使用していた接着剤では、接着できない建築部材も増えた。
溶剤系は樹脂製の被着体を溶かしてしまったり、揮散が不十分な溶剤がガス化して、プラ巾木が膨らむなど、未知の不具合に現場は苦労していた。また、溶剤系はVOC対策も求められる。

 「軽天工事の業者が、現場で居合わせた内装造作の苦労を見て、無溶剤で硬化も速い『SG-1·L』を、造作工事に勧めてくれたことがきっかけとなり『この接着剤1本あれば、たいていの素材は接着できる』と、『SG-1·L』は内装業者の間でも予期せぬスピードで普及していきました。
素材を選ばず使用でき、耐水性があるので半屋外の使用にも適し、異素材同士の組み合わせでも接着できると、近年は設備施工業者にも広がっています」と関口。

 

SG-1・Lの詳細はこちら

季節を問わない速乾性と、独特の密着感も支持される理由

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 「SG-1·L」が支持された理由は、多用途対応だけではない。

 「速乾型で、着けた瞬間にしっかりとしたホールド感が伝わってくる。この密着感のある独特の手応えが、現場感覚にフィットしたという声も聞きます。また、季節を問わず、冬でも硬化スピードは速く、特に、春に竣工する集合住宅の内装工事では、余裕をもって次工程に進みやすいと好評です」。

 手絞りのチューブは持ち運びやすく、缶入り接着剤をベタ塗りするより、作業効率は高いと評価する施工者も多い。肉やせしないので、塗布時は少量で済むメリットもある。

 「とにかく、リピート率は当社の建築系接着剤ではもっとも高く、現場の横のつながりで10年以上売れ続け、用途も拡大してきました。ユーザーの高い支持でヒット製品になった接着剤です。現場で使ってみると、その特性が実感できると思います」(関口)。

SG-1・Lの詳細はこちら

セメダイン株式会社
事業本部 建築第一部部長 関口 治郎

※日経BP社「日経XTECH Special」(2019/2/12)に掲載されたコンテンツを許可を得て転載しています。

※所属・肩書は掲載当時のものです。

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